出産後の精神障害について

出産後はホルモンバランスが急激に変化するため、体調がくずれたり精神的にも不安定になりやすいです。その上、育児に対する不安やストレスなども重なり、イライラしたり憂鬱な気分になりやすくなります。
精神障害にならないためにも、妊娠中から産後のことについて理解しておくといいでしょう。

マタニティ・ブルーズ(マタニティブルー)

マタニティ・ブルーズは産後2〜3日してから起こり、かかる割合は10%前後です。症状は、疲労感や食欲不振、不眠、不安感、焦燥感などがあります。
一過性のものなので、1週間もすると自然に治ってきます。
病気ではないと考えられているので、治療の対象にはなりませんが、不安を取り除いてやるといいでしょう。


産後うつ病

出産後1〜2ヶ月以内に発症し、約10%〜15%位の人がかかるといわれています。

一般のうつ病のような状態で、軽症の場合は気分の落ち込みや、不安感・焦燥感(いらいら)・不眠・食欲低下などの症状があります。
重症になると、育児や家事に関して支障をきたすようになり、罪悪感や愛情の低下、自身喪失などの症状がでてきて、自殺願望を考えたりしてきます。

軽症の場合は、時間の経過とともに育児や生活にたいして慣れや工夫ができて、徐々に回復することが多いです。

治療は専門的には抗うつ薬、抗不安薬を服用すると同時に、家族や友人の支えや協力が必要になってきます。

産褥精神病

産褥精神病はうつ病がさらに進んだ状態で、かかる割合は0.1〜0.7%位の稀な病気ですが、緊急に治療を受ける必要があります。
症状は産後1週間頃に発症し、育児に対して不安や妄想、幻覚、幻聴、錯乱などをきたします。
産褥精神病は専門医による抗精神薬治療が必要になってきます。
産褥精神病にかかっていることを知らずに治療を受けずにいると、我が子に危害を与えたり、自殺をしたりする可能性もあります。周りの人も異変を感じた時は、精神科や神経科を受診させるようにしてください。


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