子宮外妊娠の特徴

子宮外妊娠とは受精卵が子宮内膜以外のところに着床して発育するものをいいます。
子宮外妊娠のほとんどは卵管に着床する卵管妊娠で、他には卵巣や腹腔に着床することもあります。卵管妊娠は卵管の炎症や奇形、卵管癒着などが原因で受精卵が卵管を通ることができずに、そこに着床してしまうのです。人口妊娠中絶をしたあとは、これらの卵管の炎症をおこすことが多いので、子宮外妊娠が多くなります。

子宮外妊娠の症状

子宮外妊娠の症状は、最初のうちは正常な妊娠と区別がつかず、月経が止まり基礎体温も高温相となり、つわりもでてきます。

卵管妊娠は受精卵が大きくなれず卵管の外に流産するか、卵管破裂を起こします。最初は下腹部の痛みもさほどではなく、軽い出血が続きますが、そのままにしておくと下腹部の激しい痛みと大出血を起こします。

子宮外妊娠の診断

妊娠診断薬で妊娠を確かめ、経膣式超音波検査で子宮の中に胎嚢が確認できない場合は、子宮外妊娠の疑いをもつことになります。
子宮の中に胎嚢が確認できず、卵管などに胎嚢が確認された場合は、子宮外妊娠の可能性が高いといえます。

hCGというホルモンの血中や尿中の濃度も診断の参考となります。
hCGや超音波検査でも診断がはっきりつかない場合は、子宮内膜掻爬術や腹腔鏡検査を行うこともあります。
 特に初期状態の特徴の少ない時期では、子宮外妊娠の診断をするのは難しくなります。可能性がある場合は、妊娠初期からの検査や注意が大切になってきます。 

子宮外妊娠の治療

子宮外妊娠の治療は外科的治療と薬物治療があります。
外科的治療は、開腹して卵管を摘除する方法がほとんどです。卵管を残すことができる場合は、腹腔鏡下で卵管形成術を行います。ただし、卵管を保存した場合、再度妊娠した際に、同部位で子宮外妊娠を起こす可能性が少し高くなります。

薬物治療は一般的には行われませんが、メトトレキセートという抗がん剤が使われます。メトトレキセートによって妊娠組織を消失させることになります。

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