産褥熱

産道や子宮の内面には、分娩によって生じた傷が残っています。この傷から細菌が感染して、分娩後24時間以降、産褥10日以内に38℃以上の高熱が2日以上続いた場合を産褥熱といいます。
現在は消毒法の発達や化学療法の進歩などによって、産褥熱による死亡率はかなり低くなっています。
予防法としては、外陰部を不潔にならないように消毒したり、下着や悪露用パッドをこまめに取り替えるようにしましょう。

膀胱炎

出産後は外陰部から細菌が進入して、尿道、膀胱へと進んで膀胱炎になりやすくなります。
膀胱内の細菌が腎臓まで広がると、腎盂腎炎(じんうじんえん)になるので注意が必要です。膀胱炎の症状は、排尿痛、発熱、頻尿、血尿などがみられます。症状がある場合は産婦人科を受診し、治療は抗生物質になります。
予防法は外陰部を清潔に保ち、水分を多めにとり、まめにトイレに行くようにしましょう。

子宮復古不全

分娩後の子宮の収縮がうまくいかず、子宮がもとの状態に戻らないことを子宮復古不全といいます。
原因は胎盤や卵膜などの残存物が残っていたり、炎症などによって起こります。
治療は子宮収縮剤を用い、必要な場合は胎盤の残存物を取り除きます。

うっ滞性乳腺炎・化膿性乳腺炎

■うっ滞性乳腺炎
分娩後2〜3日後にみられるもので、乳汁が乳腺の中にたまってしまい、乳房が腫れて痛みがあります。
授乳後は残った乳汁をよくしぼり出すようにし、患部を冷やしたり、乳房マッサージをしてうっ滞をとるようにしましょう。

■化膿性乳腺炎
うっ滞した乳汁にブドウ球菌、レンサ球菌などの細菌に感染すると化膿性乳腺炎になります。
乳房の疼痛やしこり、発熱、脇の下のリンパ線が腫れる、発赤などの症状がでてきます。
こうなると抗生物質の投与が必要になります。

貧血

妊娠中から貧血だった人は、分娩中の出血が多かったりすると、出産後も貧血になりやすくなります。
鉄分が多く含まれる食品をとるようにし、産婦人科で鉄剤を処方してもらうようにしましょう。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の後遺症

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は出産後は症状がなくなるのが多いですが、1ヶ月以上過ぎても症状が残っている場合があり、これが後遺症になります。
出産後1ヶ月健診で後遺症をチェックしてもらい、後遺症がある場合は十分な治療を受けることが大切です。

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