妊娠前期はつわりや便秘に悩まされますが、食事や栄養のとり方を工夫していきましょう。
つわりを乗り切る食事
・食べたいときに食べたいものをとるようにするのが基本です。
・朝起きたときにむかつくときが多いときには、枕元に軽食を用意しておき、起きてすぐに食べるようにしましょう。
・酸味をきかして、さっぱりといただきましょう。
・外食や店屋物、スーパーの惣菜などを利用して、調理の手間を省くのもいいでしょう。
・吐くと水分が不足し、便秘になりやすく皮膚もかさつきやすいので、水分をたっぷりととりましょう。
・冷やして食べるのもおすすめです。温かいものはにおいで気分が悪くなるけれど、冷やすと大丈夫ということがあります。
便秘を予防するには
妊娠すると子宮が大きくなってきて胃腸も圧迫され、さらにホルモンの影響もあり、便秘になりがちです。
できれば朝食後の決まった時間に、毎日トイレに行く習慣をつけましょう。
朝起きたときに、冷たいミネラルウォーターや牛乳などを飲むのも効果的です。
繊維質の多い果物や野菜、海草、きのこなどをとって、快便になるようにしましょう。
体重管理をして太りすぎに注意をしましょう。
妊娠中はたんぱく質、ビタミン、ミネラルの摂取を優先して、栄養価の高い食品をバランスよく摂取するようにします。
妊娠すると食べ過ぎてしまいがちですが、カロリーの高いものをとりすぎると肥満になってしまいます。カロリーの高いものには炭水化物や脂肪、糖分などがあり、それらを多量に摂取すると肥満につながってしまいます。
脂肪をとり過ぎないようにするには、肉や魚の脂肪分の多い部分を避けて、ヒレやモモを選びましょう。調理するときにも、脂分を落とすようなしゃぶしゃぶや網焼きなどがいいでしょう。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)を予防する食事
妊娠後期は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)にかかりやすくなります。
予防としては、塩分と脂肪をおさえた食事をするのが一番です。
塩分は健康な人は一日10g以下ですが、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の場合は7g以下にします。
[減塩の献立にする工夫]
・酸味をきかせると塩分をおさえられます。
・スパイスやハーブを使って味に変化をつけましょう。
・肉類などは表面に焼き目をつけるだけで、香ばしく美味しく感じます。
・魚や肉を焼く時に、表面だけ軽く塩を振ってすぐに焼きます。
薄塩でも表面は塩気があるのでOKです。
・薄味でも出来立てをすぐに食べることで、美味しく感じます。
貧血を予防する食事
赤ちゃんは胎盤を通して血液から必要な鉄分をもらうため、ママの鉄分が不足して貧血になってしまいます。
鉄分の多い食品をとると同時に、たんぱく質やビタミンC,胴などのミネラルをとることで効率よく体内に吸収されます。
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